新型コロナに効果的な治療薬がついに開発される!?(米研究)
新型コロナの治療薬として期待されるレムデシビル 明らかな効果と米研究所
https://news.livedoor.com/article/detail/18197553/
によりますと、
新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)の治療薬として期待されている「レムデシビル」に、患者の回復を促進する「明らかな」証拠がみられたと研究者らが話した。
アメリカの国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)が世界各地の病院で行った臨床試験では、レムデシビルを投与された患者は、症状が続く期間が15日から11日に縮んだという。
ただし、COVID-19に対する「特効薬」ではないとの指摘もある。
レムデシビルはもともと、エボラ出血熱の治療薬として開発された抗ウイルス薬。ウイルスが人間の細胞内で増殖するのに必要な酵素を攻撃する。
NIAIDの臨床試験には1063人の感染者が参加。対象者にはレムデシビルかプラセボ(偽薬)のどちらかが投与された。
所長を務めるアンソニー・ファウチ博士は、「データから、レムデシビルに回復期間を短縮する明確ではっきりとした、ポジティブな効果があることが分かった」と説明した。
また、レムデシビルには「新型ウイルスをブロック」することが判明し、「患者を治療できる可能性への扉を開いた」と述べた。
もし治療薬によって集中治療を必要とする患者を減らせれば、医療崩壊のリスクは減り、他者と距離を取る施策もそこまで必要とされなくなる。
レムデシビルをめぐっては先に、中国で行われた臨床試験で患者の病状や血液中のウイルス量に変化はなかったという結果が報告されていた。
これについては、武漢でのロックダウンが成功し、患者が少なかったために臨床試験を遂行できなかったことが原因とされている。
英ケンブリッジ大学病院で感染症コンサルタントを務めているババク・ジャヴィド教授は、「今回の治験のデータは期待ができる。COVDI-19に有効な治療法が確立されていない中、レムデシビルは治療薬として(当局による)迅速承認を得ることができる可能性が十分にある」と話した。
一方で、「この薬が特効薬だということではない。生存に関する効果は30%しか出ていない」と指摘した。
他にも、ウイルスを攻撃すると共に免疫系を抑制するマラリアやHIVの治療薬などが、COVID-19の治療薬として研究されている。
しかし、抗ウイルス薬は症状の初期段階に、免疫に作用する薬は症状が進んだ段階で効果がある可能性もある。
プリン☆の感想
このままコロナが猛威を振るうと経済的に困窮してしまう人も多くいることを考えると、今回の治療薬は希望の光と言えます。しかし、記事によると、生存に関する効果は限定的ともあるので、まだ手放しに喜べるものではありません。研究が進み真の特効薬が早く開発されることを願います。